ワクチン完成が怖くなってます。実生活には飽きてますが…
結論を先に言うと上昇すると思います!!!
2021年3月期第2四半期ラクス決算について
ラクス(3923)の決算が11/12に発表されました。
結果は良い・悪い混在の決算でした。

- 2021年通期売上:コンセンサス予想に対して下回る
- 2021年通期営業利益:コンセンサス予想に対して上回る
- 2020年半期売上:コンセンサス予想に対して上回る
- 2020年半期営業利益:コンセンサス予想に対して下回る
上記の決算だけを見ると悪い決算なのですが…
かつ、進捗率も50%未満なのでそれ含めて悪い決算なのですが…
売上も営業利益もこれまでの業績に対し、成長率が非常に伸びているんですよね。
今回売上高成長率が31.2%,営業利益成長率が152.2%ということで特に利益が出せる構造に変わってきているようです。
決算を3分で評価するために最低限抑えるべき事項は以下記事を参考にしてください!
(この情報だけで良い決算と判断するのは間違いですが、これだけは抑えて欲しいです)
ラクスの事業内容
ラクスの製品を使ったことは無いのですが、メールディーラーや楽々シリーズは使っている企業も多いのではないでしょうか?
今回の決算資料をみてみると、大きく2つの事業を展開しているようです。

- クラウド事業:SaaSで楽楽精算(経費精算システム)、楽楽明細(伝票発行システム)、メールディーラー(メール共有管理システム)等を提供しています。
- IT人材事業:そのままですが、IT人材の採用・育成・派遣を行う事業です。
クラウド事業が約8割を占めているようですが、その中でいわゆるストックビジネスであるSaaSは半分くらいということでSaaSの割合は事業全体の40%程度という構造のようです。
クラウド事業の残り半分はどんな売上…?か資料から読み取れませんでした。。
沿革をみる元々、クラウド事業の中のメールディーラーとIT人材業で始めたようですが、楽々精算を2010年ごろに開始し、売上がブーストしていった感じのようですね。

さて、今後の動きとしては利益が確保できる構造になったところで、さらなる売上の加速を狙って、来季からまた投資に回していくフェーズとのことです。
本音は今年販促費や広告等の投資がしにくかったので、利益が思わぬ形で出てしまい、また来期からは通常通りの投資を行っていくイメージかと思います。

これらの事業モデルと展望をふまえて株価の動きに注意したほうが良さそうですね。
ラクスのチャート
まずはどんとチャートを

キレイな右肩上がりのチャートですね。

上場来ですよテンバガーどころじゃないくらい上がってたんですね。
あまり押し目もなく上がり続けているのですが、時価総額4,000億円の企業としてこれ以上上がっていくのはきついのではないか…?と思ってます。
ただ、利益成長がとにかくすごいことと、この売上高で成長率30%をキープしている(しかもコロナ特需とかも無い)という点を考えるとエムスリーを彷彿とさせる日系企業の中では非常に優秀な企業と言えそうです。
ラクスの今後の株価動向予測
前回の決算から約2倍上昇しているので少し調整して欲しい…きがするのですが調べてみた感想としては買いだなと思いました笑
今の相場はコロナのワクチン開発次第で非常にボラティリティの高い状況なので、まずは打診買い、ワクチン完成でさらに乗る。ワクチン完成ならずの場合はいったんそのままで下げたところを買うスタンスが良いかなと思います。
そして次の決算までにはわずかながら上昇するのでは無いかなと思っています。
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