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本記事は2021年2月13日時点の予想となります。過去の分析記事はこちら
決算発表等で考察が変わる場合は別記事にて情報アップデートします。
- ウェルスナビの足元の業績は好調で来期予想に注目すべき
- 来期業績は預かり資産推移に着目するとポジティブであり、株価もアップサイドが狙える
- 受給面も比較的ポジティブと思われる
- ただし、売上高成長率は50%を切るような来期予想だった場合、株価水準は割高となるため下落すると考えられる
事業内容はロボアドサービスの運営
ウェルスナビの事業内容の詳細は以下で紹介をしております。
深く知りたいマニアな方は是非みていただければと思います!
とても端的に言うとロボアドサービス(=AIを使った資産運用のアドバイスを行うサービス)で、上場企業で比較になる企業は今のところ無い、フィンテック企業です。

投資をまったくしたことの無い人にとって、このサービスはとても強力だと思います。
「NISAで米国S&Pの投資信託商品で積み立てればいいじゃん!」にはまったくもって同意なのですが、そこまでの理解・腹落ちすることのできない方は「AIが資産運用してこれまでの実績的にほぼリスク無く資産形成できる!」のほうが魅力的に感じるのもそうなのかなと思っています。
個人的には何よりもこうした適切な資産形成を示唆するサービスに好感を持っています。
なぜなら、これまでの金融商品取り扱い企業は無駄にレバレッジの効いた商品やとんでもない手数料を込めたただのインデック連動商品を売りつけていたなという印象があるからです。
(○○証券が母親にトルコ情勢が非常に悪かった時期にトルコリラを売りつけていたのは非常に腹立たしかった・・・・)
その点ウェルスナビは手数料1%が高いですが、それでも安定的なパフォーマンスを出しやすいロジックが組まれるサービスなので、初心者が傷を負いにくい(当然XXショックのような事件が起きたら一時的に負いますが・・・)という点が良いなーと。
無駄に横道にそれた話ばかりしてしまいましたが、あくまで手数料はお高目なのでもし、この記事を見ている株式投資に感度の高い方はウェルスナビではなく積立NISAやiDecoをまず利用しましょう!(謎結論)
2021年12月期ウェルスナビ本決算について
ウェルスナビの決算が11/12に発表されました。
結果は良い決算でした。

- 2021年通期売上:会社予想・コンセンサス予想に対して上回る
- 2021年通期営業利益:会社予想・コンセンサス予想に対して上回る
足元の業績はとても良かったことを表しますね。
こうしたグロース株は売上高成長率が最も重要な数字ですが、予想56%に対し、62%ということで強気予想より更に超えてきた形です。
一方、本決算でしたが来期の業績予想が発表されていません。
理由はコロナ禍で将来予測が難しいとのことです。
本決算で最も重要な情報は来期予想なのでその点で裏切られた感があり、株価もポジティブには反応できない部分かなと考えています。
株価は割高であるものの成長率60%が続けば上がる可能性がある
これはあくまで個人的な考え方なので情報の取り扱いはお気をつけください。。
まず、バリュエーションですが利益のでていない状態の企業ですので、PSRで計ります。
- PSR:52.9倍
- 売上高成長率:62%(2021年実績)
このPSR約53倍という水準はフリー(4478)やAI inside(4488)のような企業と同等のバリュエーションになります。
前者の売上高成長率は40%,後者の売上高成長率は2.8倍ということで高い成長率を維持している状況です。そのため、ウェルスナビもこのような企業と同じくらいの成長率を維持していくことが求められると思います。
1つの目安としては50%・・・と思っており、来期予想はそれを上回るのでは無いかと個人的に考えています。
根拠は預かり資産推移です。
以前ツイートしたものですが、預かり資産の推移と売上の推移がほぼ同じになっています。
これは預かり資産と売上の割合(EC企業でいうところのテイクレートですね)が今のところ一定であることを表しており、この預かり資産に着目すると良いと思っています。

そこで上記のようにウェルスナビは預かり資産を100億円増えるたびに発表しているのですが、2021年は約10日ペースで100億円が積み上がっています。

この10日ペースは過去のペースと比較すると2倍になっており、この水準が2月以降も保てるとこの企業にとってはとてもポジティブと見れるでしょう。
次に受給面です。
結局株価は買いたい人と売りたい人のバランスで変わるわけなのですが、短期的に売ることの無い人がたくさんいると株価は上がりやすいですよね!

ウェルスナビ社の決算資料には上記のような説明がされています。
一般的にベンチャーキャピタル(VC)はIPO後に売ることでリターンを受けることから売り圧力となりますが、その売り圧力をうまく機関投資家に消化してもらったことが分かると思います。
機関投資家はヘッジファンドのような短期筋もいるようですが一般的には長期保有が多い点をふまえると受給的にもポジティブと言えるかもしれません。
ちなみにこのVCはロックアップが90日1.5倍ということでIPOの公募価格が1.5倍になったら売っていいよ!という条件だったのですが、それで結構売ってくれたようですね。
チャートですが、IPO直後のなので正直あまり手がかりにしていません。
ということで特にコメント無し。

- ウェルスナビの足元の業績は好調で来期予想に注目すべき
- 来期業績は預かり資産推移に着目するとポジティブであり、株価もアップサイドが狙える
- 受給面も比較的ポジティブと思われる
- ただし、売上高成長率は50%を切るような来期予想だった場合、株価水準は割高となるため下落すると考えられる
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