【IPO後初決算で無難な業績】プレイド(4165)の銘柄考察

コラム

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この記事の結論
  • プレイドはCX提供プラットフォームを提供するSaaS企業
  • 類似プロダクトはあるが、技術的にユニークな点があり業界のリーダーになる可能性がある
  • IPO後初の決算内容も無難な通過であり、受給面でも売り圧力が少ないことから向こう3ヶ月ホールドしても個別事情で下がるリスクは低そう
  • ただし、バリュエーション的には適正なので大幅なアップサイドは見込めないかと考えている。すでに株主の方はホールドでOKと考える。

どーも!タカナビです。

本記事ではプレイド(4165)の紹介をしたいと思います。

プレイドはKARTEというプロダクトを提供するSaaS企業です。2020年12月に上場しテック企業としては注目が集まっている企業かと思います。

この記事はこんな方にオススメです。
  • プレイドに投資するか検討されている方
  • 銘柄分析を参考にされたい方

※投資判断は自己責任でお願いします。

プレイドの会社概要

サービス内容

KARTEというWeb上の顧客体験(CX)サービスの提供を行っています。
といってもよく分からないと思うのでプレイド社が提供のKARTE紹介ムービーを共有します。

KARTE プロダクトツアー

この動画のように、例えばECサイトで靴の販売を行っている企業があったときにサイトにアクセスしたお客様のリアルタイム・過去の行動分析をすることで特性にあったクーポンを配るといったことが実現できます。導入企業は販売アクションに繋げるための施策を打つことができ、ユーザーは自分がほしい商品をWeb上で見つけることができ素晴らしい体験を享受することができる!というわけです。

このユーザーの体験をCXと呼んでおり、KARTEはCXサービスとして優位性を持ったプロダクトとなります。

サービスの最大の特徴は過去データによる相関関係からWeb上でアクションすべき示唆を出すだけでなく、今Web訪問しているお客様の行動をリアルタイムに分析し過去データとともに因果関係を見つけていくというアプローチだと思っておりこの点が最もユニークかつストロングポイントとなっていると自分は理解しています。

創業ストーリー

  • 2011年 楽天出身の倉橋氏と機械学習の研究をされていた柴山氏によって創業
  • 2015年 KARTEのサービス提供開始
  • 2019年 Googleから資金調達
  • 2020年 東証マザーズ上場

倉橋氏は楽天で主にディレクター業務をしていたようですが、そこから創業まで至ったわけですから楽天も実業家を生む仕組みがあるんだなあと感じています。

「KARTE」運営のプレイド。創業時を倉橋/柴山氏が振り返る | STARTUP DB MEDIA | 日々進化する、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム
CXプラットフォーム「KARTE」運営の株式会社プレイド。代表取締役の倉橋健太氏、取締役CTOの柴山直樹氏に創業の生い立ちについて話をお伺いした。

ビジネスモデル

プレイド社は売上の大部分をKARTEで占めます。

  • KARTEのサービス利用料を取るモデルでサービス利用料は非公開
  • 契約単価は51万円/月とのこと。(これはKARTEの付帯サービスを含めて)
  • 契約単価はUU数の増加に伴い変化するそう

有価証券報告書より抜粋します。

出典:プレイド有価証券報告書

市場環境

市場規模

市場規模は以下の通り。

  • プレイドが定義する市場規模は3万UUのWebサイトがリーチできる対象
  • 該当Webサイトは約2万とのこと

成長可能性に関する説明資料から抜粋します。

出典:成長可能性に関する説明資料
  • 取引企業でいうと ZOZO、KOSE、ミズノ、ビズリーチ、みずほ銀行、SUUMO 等があるようです

こちらも成長可能性に関する説明資料から抜粋します。

出典:成長可能性に関する説明資料

競合

最初にSalesforceのカスタマークラウド・マーケティングクラウドをイメージしましたが、特徴でも書いた過去データとリアルタイムデータの融合という点でいうと違いそうですかね。

SFDC社のカスタマー360はこちらから抜粋

出典:Salesfoece社Webサイト

その他、「KARTE 競合」でぐぐったところ、Repro社のカスタマーエンゲージメントプラットフォームが似ていると思います。
Repro社のWebサイトから抜粋します

出典:Repro社Webサイト

KPI

KPIは企業が重視している定量的な数値データです。
(詳しくはぐぐっていただけるとmm)

いわゆるSaaS企業なのでよく使われる指標を見ていますね。

  • 契約件数:774件(2020/12月時点)
  • 契約単価:534千円
  • ARR:32.8% ※サブスクで継続的に上がる収益
  • NRR:102.1% ※サブスク売上の維持率

上場時に公開していた情報と比較するとNRRは同じ水準で契約件数・契約単価・ARRは順調に伸びているようですね。

成長ストーリー・リスク

成長ストーリーとリスクです。

  • 日経の大手企業への販売実績があり顧客基盤がしっかりしている。そのため解約率は低い水準を保てると予想でき、アップセルの余地も多くありそう
  • 海外への足がかりとしてGoogle提携のシナジーは期待できる
  • ホリゾンタル(水平)かバーティカル(バーティカル)SaaSかでいうとホリゾンタルなのでリーチ領域は広い
  • プロダクトは評価されているはずなので、顧客獲得に向けた営業手腕が気になるところ

財務数値

財務状況です。
有価証券報告書から取ってきたデータです。

(千円)201920202021
売上高2,937,2994,007,8505,211,000
売上成長率136.45%130.02%
売上原価794,0171,153,096
売上原価率27.03%28.77%
売上総利益2,143,2822,854,754
売上総利益率72.97%71.23%
販売費及び一般管理費2,677,5013,934,070
販売費及び一般管理費率91.16%98.16%
給料及び手当(人件費)924,0161,511,8012,222,000
人件費率31%38%43%
広告宣伝費535,604831,255378,000
広告費率18%21%7%
営業損益-534,219-1,079,31625,000
営業損益率-18.19%-26.93%0.48%
出典:プレイド社有価証券報告書より作成

広告費を削っている割に売上高成長率はそこそこ維持していますね。これが来期も維持できると良いコスト構造になっているものと考えられます。

プレイドはtoBのプロダクトのため広告をどんどん踏むよりかは、人件費をかけて重要顧客に厚い提案をしていくほうが契約獲得効率が良いのかもしれませんね。

適正株価の考察

まずはバリュエーションです。

プレイドはまだ赤字の企業(投資フェーズ)なので、現在の株価が適正かはPSRの指標で考察します。
以下は2021年2月12日終値ベースでのPSRと売上高成長率です。

出典:株探の情報から作成

プレイドと大体同じくらいの売上高成長率の企業と比較をしてみると、現在の評価は適正とみても良いかもしれません。
特に、ラクスは売上高の規模も同じくらいなので、比較先としては良いかもしれません。

次に決算です。
IPO後初の決算発表をしており、結果は以下の通りでした。

出典:SBI証券より
  • 2021年通期売上:会社予想と同等・コンセンサス予想に対して下回る
  • 2021年通期営業利益:会社予想と同等・コンセンサス予想に対して大幅に上回る
  • 第1四半期売上:コンセンサス予想に対して上回る
  • 第1四半期営業利益:コンセンサス予想に対して上回る

コンセンサス予想とのギャップはあまり参考にならない気がしているのですが・・・
進捗率もよく、黒字転換がほぼ確実な点から好感の持てそうな決算ですね。
サプライズも無い印象ですが、株価としてはすごく反応しております。

出典:株探より

受給面です。
プレイドの特徴として売り圧力になる株主が少ないため、残りのVCが売り抜けた場合は単なるバリュエーション以上に株価は上がる可能性も否めないなと思いました。
信用買いはまだまだ多いですが・・・

出典:株探より

チャートも確認してみます。

出典:株探より

上場して2ヶ月なので言わんともしがたいですが、下値が切り上げっていくキレイなチャートと捉えています。最高値の4,745円をブレイクすると更に勢いが増しそうとも思っています。

ということで、個人的な意見としては今の株価は適正ではありつつも、受給面を考慮するともしかしたらするすると上がっていく可能性は否めないといった感覚です。

PSRが35倍まで許容されるなら、4,842円ですが・・・その圏内までいったら一旦利確でもいいのかなと思いますね。(短期目線の方の場合)
自分は長期目線なので基本的に次回決算まではホールドしようと思っております!

ということで、最後にまとめておきます。

この記事の結論
  • プレイドはCX提供プラットフォームを提供するSaaS企業
  • 類似プロダクトはあるが、技術的にユニークな点があり業界のリーダーになる可能性がある
  • IPO後初の決算内容も無難な通過であり、受給面でも売り圧力が少ないことから向こう3ヶ月ホールドしても個別事情で下がるリスクは低そう
  • ただし、バリュエーション的には適正なので大幅なアップサイドは見込めないかと考えている。すでに株主の方はホールドでOKと考える。

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