【オーケストラHD】良い決算を発表した企業の株価動向を検証!

株式投資手法
この記事の結論
  • オーケストラHDの直近決算の株価動向をみると悪い決算で売られて、良い決算で買われていき、良い決算の直後に買っていれば70%の利益が得られていた。
  • 最新の決算は良かったが、サプライズは無いため、利益確定に押される展開になるのではないかと思われる。
  • 中期的にはDX事業(というかSFDC関連の受託ビジネスの伸び)が40%近い成長率を維持できるかを見守りたい。

どーも!タカナビです。

今回、良い決算を発表した企業の株価が上昇するかというテーマでお話したいと思います。

良い決算を発表した企業の銘柄は業績が良いので、基本的には株価上昇が見込めます。
ただし、株価の上昇はある程度予測がついていたりするとむしろ下落をしたりします。

そのため、決算発表内容にサプライズがあったのか、更に成長が加速しそうなのかといった予測が必要になります。

そこで、自分が持っていた銘柄であるオーケストラHD(6533)を題材に、どのような予測ができたか訓練を兼ねた検証してみようという記事です。

この記事はこんな方にオススメです。
  • 決算後の株価の変動をシミュレーションしてみたい方
  • オーケストラHDの魅力を知りたい方

良い決算とは?

良い決算とは”売上高“と”営業利益“に関して、会社予想とコンセンサス予想と同じか上回ることを指します。

具体的には以下の記事で詳しくまとめたのでご覧いただければと思います!

オーケストラHDは時価総額の低い企業ですので、まだアナリストによるコンセンサス予想はでていないようです。

オーケストラHDの事業概要

簡単にオーケストラHDの事業を解説すると、システム構築とデジタルマーケを中心とした受託ビジネスを行う会社のようです。

3つのセグメントに切られており、

  • DX事業:Salesforceという営業業務や顧客管理(CRM)業務の効率化を実現する製品を個社カスタマイズして提供する事業(クラウドインテグレーションと呼んでいます)がメイン。
  • デジタルマーケ事業:Google検索で検索結果を上のほうに表示したり、検索結果情報から広告をどのようにすればよいかを検討できるような情報提供するサービスがメイン。
  • その他事業:よくわからないが、スタートアップに投資したりしている?

といった業務を行っているようです。

今のところデジタルマーケ事業が稼ぎ頭のようですが、DX事業が非常に伸びているようです。(40%成長)自分が投資したときはこのDX事業の成長に注目していました。

また、最近BrandingEngneerという企業がIPOしましたが、そちらの株を2%ほど保有しているようです。(時価総額100億円程度なので2億円分の資産を持つイメージですかね。)

受託ビジネスである点と時価総額が150億円程度ということでなんとも言わんとしがたい銘柄かと思います笑

オーケストラHDの直近の決算

最初に述べた、良い決算に照らし合わせるとオーケストラHDの直近の決算は以下のような具合です。

  • 2019年12月期通期決算(2020/2/14発表):悪い決算
    • 売上:会社予想9,500百万円に対し、9,339百万円  ×
    • 営業利益:会社予想570百万円に対し、527百万円  ×
    • 計画未達なので悪い決算でした
  • 2020年12月期第1四半期決算(2020/5/15発表):良い決算
    • 通期売上:会社予想11,300百万円に対し、11,300百万円  〇
    • 通期営業利益:会社予想600百万円に対し、600百万円  〇
    • 第1四半期の実績に対する予想無し。コンセンサス予想無し
    • 売上成長率がコロナにより鈍化予想しているものの営業利益が大幅拡大
  • 2020年12月期第2四半期決算(2020/8/14発表):良い決算
    • 通期売上:会社予想11,300百万円に対し、11,300百万円  〇
    • 通期営業利益:会社予想600百万円に対し、600百万円  〇
    • 第2四半期の実績に対する予想無し。コンセンサス予想無し
    • BrandingEngneerの上場とCI事業が順調

このように時価総額の低い企業は情報が少ないため、良い決算とすべきか悩ましいですが、このように私はみていました。

受託ビジネスのわりにはコロナの影響が局所的だったなあという印象ですね。
コロナで600円台となったのはほぼ上場来最安値だったのでとてつもなくバーゲンセールだったといえますね!

オーケストラHDの直近の株価動向

それでは本題の株価動向です!

コロナ要素があり、一概には言えませんが、悪い決算の発表後はずるずると株価は下がり、良い決算の発表後はストップ高をした後も徐々に上昇していきました。

上昇においても金利緩和といったコロナバブル的要素もありますが、決算後に飛びついていれば70%近い利益が取れましたね。
株価の動きをまとめると以下です。

  • 悪い決算で下降(決算発表後始値:1111円 → 次回決算発表前終値:564円)
  • 良い決算で上昇(決算発表後始値:1062円 → 次回決算発表前終値:1795円)

かなり決算に素直な動きになったという結果が得られました。

ただ、第1四半期決算からここまで株価が上昇したのはサプライズがあったからだなと思います。
コロナショックで時価総額は2019年4月くらいのバリュエーションになっていました。

しかし、実は業績はさほど落ちていな、利益はむしろ成長が加速しているというサプライズですね!

終わりに(今後のオーケストラHD)

最後にこれまでのまとめと今後の展望を予想してみたいと思います!これは完全に個人の見解で外れる可能性が大いにあるのでご注意ください!

2020年第2四半期の決算ですが、良い決算ではありますが特段のサプライズはありませんでした。
しかし、株価は前回決算発表前より2倍近くもあがっているので直近は売られるのではないかなと思います。(自分も一度売ろうかなと思っています。)

しかし、SFDCによるDX事業の成長率がこのまま維持されていくとオーケストラHDの新たな成長ドライバとして売上の加速が期待できるかもとも思っています。

今下値抵抗線となっている1450円まで落ちてくれば再度INしてみたいなーと思っています!

この記事の結論
  • オーケストラHDの直近決算の株価動向をみると悪い決算で売られて、良い決算で買われていき、良い決算の直後に買っていれば70%の利益が得られていた。
  • 最新の決算は良かったが、サプライズは無いため、利益確定に押される展開になるのではないかと思われる。
  • 中期的にはDX事業(というかSFDC関連の受託ビジネスの伸び)が40%近い成長率を維持できるかを見守りたい。

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