2021年8月に上場予定のジェイフロンティア(2934)に関して、プライマリー(初値売り)とセカンダリー(初値買い)投資すべきかを検証する記事になります。
ただし、プライマリーについては様々なサイトで予測されておりますので、他サイトの予想をそのまま抜粋するにとどめ、メインはセカンダリーに妙味があるかに言及します。
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- ジェイフロンティアは健康食品の通信販売が主要の事業
- プライマリー目線では想定価格の+45.6%程度と予想されている
- セカンダリー目線では足元の業績は良く、初値が公募価格付近であれば参戦するのも有りと考えられる
どーも!タカナビです。
ジェイフロンティアのIPOについて、目論見書から募集内容をふまえて考察したいと思います。

ジェイフロンティアはSBI証券が主幹事のIPOとなるため、SBI証券から申し込みを行うと当選確率がぐっと上がります!
IPOチャレンジポイントの獲得もできますので是非申し込みをしてみてください!!
- ジェイフロンティアへのプライマリー投資を検討されている方
- ジェイフロンティアへのセカンダリー投資を検討されている方
- IPOの銘柄分析を参考にされたい方
※投資判断は自己責任でお願いします。
事業内容
ジェイフロンティアは健康食品の通信販売が主要の事業です。

その他「SOKUYAKU」というオンライン服薬指導から処方薬の宅配までをワンストップで提供するプラットフォームを持ちます。

業績
事業内容の次は財務状況です。(5月期決算)
項目(単位:千円) | 2019 | 2020 | 2021(※予想) |
---|---|---|---|
売上高 | 6,125,810 | 7,106,147 | 8,758,600 |
売上成長率 | – | 116.00% | 123.25% |
売上原価 | 972,476 | 1,611,294 | 1,380,901 |
売上原価率 | 15.88% | 22.67% | 21.02% |
売上総利益 | 5,153,334 | 5,494,853 | 6,917,399 |
売上総利益率 | 84.12% | 77.33% | 78.98% |
販売費及び一般管理費 | 4,785,177 | 5,324,453 | 5,573,512 |
販売費及び一般管理費率 | 78.12% | 74.93% | 63.63% |
営業損益 | 368,157 | 170,400 | 1,343,887 |
営業損益率 | 6.01% | 2.40% | 15.34% |
※2021年は半期実績を4/3倍した数字で算出
2020年度は売上高成長率+16%の71億円で2021年度の売上は3Qで66億円です。
2021年度は進捗が一定であれば通期で88億円となり、売上成長率は+23%で成長が加速することになると思います。
事業の中で多くの割合を占めるヘルスケアセールス事業(健康食品の通信販売)も成長しているようなので業績は良いと思います。
需給
IPOで株式がどの程度発行されるのか(新規発行株式)
IPOでは元々発行している株式がどの程度売り出されるか?(売出株式)
といった情報をおさえることが非常に重要です。
なぜなら、たくさんの株式が公募・売出されると、IPOで株式を割当てられた人達による売り圧力が存在することになるためです。
市場に出回る株式が多ければ多いほど上場後の初値は下がることになります。
逆に言うとセカンダリーを狙う人にとってはこういった銘柄を狙うことになります。
募集要項
募集要項は以下の通りです。
項目 | データ |
---|---|
想定価格 | 4,120円 |
公募価格 | 3,560円 |
公募株数 | 750,000 |
売出株数 | 50,000 |
公開株数(合計) | 800,000 |
オーバーアロットメント | 80,000 |
上場時発行済み株数 | 3,837,000 |
想定価格ベースの時価総額 | 4,587,000円 |
オファリング・レシオ(OA除く) | 17.44% |
- オファリング・レシオが17%は低い割合かと思います。
- そのため初値は上がりやすくなると予想されます。
- プライマリー目線はポジティブ、セカンダリー目線はネガティブです。
株主構成
募集要項は上場直後の売り圧力を表しますが、株主構成では上場後一定期間たったあとの売り圧力を計るために重要な情報となります。
ストックオプション分の株式を除くと株主構成は以下になります。
(スプレッドシートの画像にさせていただきます。)

- 竹尾さんという方のみロックアップがかかっていないですが個人が大きく売り出すことがないと仮定するとロックアップは比較的しっかりかかっています。
- そのため、プライマリー目線・セカンダリー目線ともにポジティブです。
終わりに
ジェイフロンティアのプライマリーとセカンダリーの戦略をどうするべきか?をまとめていきます。
- プライマリー:
- オファリングレシオは低い水準であることから初値は上昇しやすい
- ロックアップも比較的しっかりかかっているためポジティブ
- 参考:やさしいIPOというサイトでは想定価格に対して、約+45.6%の値が付くと予想されているようです。
- セカンダリー:
- 初値が高騰する可能性が高いためネガティブ
- ロックアップが比較的しっかりかかっているためポジティブ
- 足元の業績は良く、初値が公募価格付近であれば参戦するのも有りかと思います。
ということで、最後にまとめておきます。
- ジェイフロンティアは健康食品の通信販売が主要の事業
- プライマリー目線では想定価格の+45.6%程度と予想されている
- セカンダリー目線では足元の業績は良く、初値が公募価格付近であれば参戦するのも有りと考えられる
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初値
初値は3,560円で公募価格比-630円(-15.0%)でした。
引けは3,320円でした。
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