【IPO分析】ボードルア(4413)は売上高成長率+16%で堅調な業績

IPO

2021年11月に上場予定のボードルア(4413)に関して、プライマリー(初値売り)とセカンダリー(初値買い)投資すべきかを検証する記事になります。

ただし、プライマリーについては様々なサイトで予測されておりますので、他サイトの予想をそのまま抜粋するにとどめ、メインはセカンダリーに妙味があるかに言及します。

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この記事の結論
  • ボードルアは主にネットワークインフラの構築・保守を行うビジネス
  • プライマリー目線では想定価格の+54.1%程度と予想されている
  • セカンダリー目線では公募価格(2,000円)付近で買えれば妙味有りと考えられる

どーも!タカナビです。

ボードルア のIPOについて、目論見書から募集内容をふまえて考察したいと思います。

出展:SBI証券
この記事はこんな方にオススメです。
  • ボードルアへのプライマリー投資を検討されている方
  • ボードルアへのセカンダリー投資を検討されている方
  • IPOの銘柄分析を参考にされたい方

※投資判断は自己責任でお願いします。

事業内容

システムを開発するには切っても切れないインフラストラクチャ。
この構築と保守を行うのがボードルア社です。

インフラストラクチャの具体例としてはネットワーク機器やサーバーが該当し、AWSやGCPは想像しやすいかと思います。

AWSのようなサービスは実際のインフラ構築をAWS社が行っているわけですが、ボードルア社はその構築とその後のメンテナンス(リソースが枯渇してないか?重大エラーが出ていないか?などを監視)をしています。

特にこのメンテナンス部分はストック収益といっても差し支えなく、構築した企業が設計もしているのでそのまま面倒をみることになります。

出展:目論見書

ビジネスモデルの説明としても、ストック型売上のアピールを強くしている印象です。

出展:目論見書

業績

事業内容の次は財務状況です。(2月期決算)

項目(単位:千円)202020212022※
売上高2,648,0083,084,9733,719,784
売上成長率116.50%120.58%
売上原価1,693,8941,933,5312,438,290
売上原価率63.97%62.68% 65.55%
売上総利益954,1141,151,4421,281,494
売上総利益率36.03%37.32%34.45%
販売費及び一般管理費544,774642,002759,102
販売費及び一般管理費率20.57%20.81% 20.41%
営業損益409,340509,440522,392
営業損益率15.46%16.51%14.04%
出典:目論見書より作成

※2022年は半期実績を2倍した数字で算出
堅調な成長をしている印象で2022年は季節性が特に無ければ2021年を上回る+20%成長となりそうです。
売上は37億円ですが、しっかり利益も出す企業ですね。

需給

IPOで株式がどの程度発行されるのか(新規発行株式)
IPOでは元々発行している株式がどの程度売り出されるか?(売出株式)

といった情報をおさえることが非常に重要です。
なぜなら、たくさんの株式が公募・売出されると、IPOで株式を割当てられた人達による売り圧力が存在することになるためです。

市場に出回る株式が多ければ多いほど上場後の初値は下がることになります。
逆に言うとセカンダリーを狙う人にとってはこういった銘柄を狙うことになります。

募集要項

募集要項は以下の通りです。

項目データ
想定価格1,850円
公募価格2,000円
公募株数590,000円
売出株数810,200
公開株数(合計)1,400,200
オーバーアロットメント210,000
上場時発行済み株数7,790,000
想定価格ベースの時価総額144億円
オファリング・レシオ(OA込)20.67%
出展:目論見書から作成
  • オファリングレシオ20%はやや低い水準で需給が絞られていますね。
  • プライマリーはややポジティブ(上昇が期待できる)、セカンダリーはニュートラル目線です。

株主構成

募集要項は上場直後の売り圧力を表しますが、株主構成では上場後一定期間たったあとの売り圧力を計るために重要な情報となります。

ストックオプション分の株式を除くと株主構成は以下になります。
(スプレッドシートの画像にさせていただきます。)

出展:目論見書より作成
  • ロックアップが全株主に180日間かかっているのでタイトですね。
  • そのため、プライマリー目線・セカンダリー目線ともにポジティブです

終わりに

ボードルア社のプライマリーとセカンダリーの戦略をどうするべきか?をまとめていきます。

  • プライマリー:
    • オファリングレシオはやや低い水準なのでややポジティブ
    • ロックアップはタイトなのでポジティブ
    • 参考:やさしいIPOというサイトでは想定価格に対して、約+54.1%の値が付くと予想されているようです。
  • セカンダリー:
    • 初値が1.5倍程度つくと予想されているためネガティブ
    • ロックアップはタイトなのでポジティブ
    • 初値が3,000円いくとPERは来期の当期利益を見込んでも60倍近くなるためやや不安ですが、公募価格付近(2,000円)であれば買う妙味がありそうです。

ということで、最後にまとめておきます。

この記事の結論
  • ボードルアは主にネットワークインフラの構築・保守を行うビジネス
  • プライマリー目線では想定価格の+54.1%程度と予想されている
  • セカンダリー目線では公募価格(2,000円)付近で買えれば妙味有りと考えられる

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初値

※後日追記
初値は2,750円で公募価格比+750円(+37.5%)でした。
引けは2,250円でした。

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