【SBI主幹事IPO分析】日本ナレッジ(5252)はセカンダリーの期待値は低そう

IPO

2023年3月に上場予定の日本ナレッジ(5252)に関して、プライマリー(初値売り)とセカンダリー(初値買い)投資すべきかを検証する記事になります。

ただし、プライマリーについては様々なサイトで予測されておりますので、他サイトの予想をそのまま抜粋するにとどめ、メインはセカンダリーに妙味があるかに言及します。

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この記事の結論
  • 日本ナレッジはシステム開発及びテスト支援の事業を行う
  • プライマリー目線では想定価格の+33.6%程度と予想されている
  • セカンダリー目線では参戦しないほうが無難

どーも!タカナビです。

日本ナレッジのIPOについて、目論見書から募集内容をふまえて考察したいと思います。

日本ナレッジはSBI証券が主幹事のIPOとなるため、SBI証券から申し込みを行うと当選確率がぐっと上がります!
IPOチャレンジポイントの獲得もできますので是非申し込みをしてみてください!!

※投資判断は自己責任でお願いします。

事業内容

SI事業を行っており、大きく「検証事業」と「開発事業」に分けられます。
主要取引先は大塚商会(30%弱)とのことです。

業績

事業内容の次は財務状況です。(3月期決算)
利益率が年々改善している点はポジティブですが、売上成長が8%程度とすると評価は悪くなりそうです。

項目(単位:千円)202020212022
売上高2,823,9443,231,6813,485,032
営業利益54,282132,447251,751
経常利益63,625137,513257,825
当期純利益32,48694,275166,843
————–————–————–————–
売上成長率114.44%107.84%
営業利益成長率244.00%190.08%
営業利益率1.92%4.10%7.22%
経常利益成長率216.13%187.49%
経常利益率2.25%4.26%7.40%
当期純利益成長290.20%176.97%
当期純利益率1.15%2.92%4.79%
出展:目論見書から作成

※2022年は3Q実績を4/3倍した数字で算出

需給

IPOで株式がどの程度発行されるのか(新規発行株式)
IPOでは元々発行している株式がどの程度売り出されるか?(売出株式)

といった情報をおさえることが非常に重要です。
なぜなら、たくさんの株式が公募・売出されると、IPOで株式を割当てられた人達による売り圧力が存在することになるためです。

市場に出回る株式が多ければ多いほど上場後の初値は下がることになります。
逆に言うとセカンダリーを狙う人にとってはこういった銘柄を狙うことになります。

募集要項

募集要項は以下の通りです。

  • オファリングレシオ31%は高い水準で需給は緩いです。
  • プライマリーはネガティブ。セカンダリーはポジティブです。
項目データ
公募価格未発表
公募株数190,000
売出株数(OA含む)241,200
└ 売出株式数185,000
└ OA56,200
発行済株式数1,186,000
上場時発行済株式数1,376,000
想定価格ベースの時価総額18.0億円
オファリング・レシオ(OA込)31.3%
出展:目論見書から作成

株主構成

募集要項は上場直後の売り圧力を表しますが、株主構成では上場後一定期間たったあとの売り圧力を計るために重要な情報となります。

ストックオプション分の株式を除くと株主構成は以下になります。
(スプレッドシートの画像にさせていただきます。)

  • 180日間のロックアップが基本かかっている状況
  • プライマリー・セカンダリーともにポジティブです
出典:目論見書より作成

終わりに

最後にプライマリーとセカンダリーの戦略をどうするべきか?をまとめていきます。

  • プライマリー:参加妙味有り
    • オファリングレシオ観点ではネガティブ
    • ロックアップ観点ではポジティブ
    • 参考:やさしいIPOでは想定価格に対して、+33.6%の値が付くと予想されています。
  • セカンダリー:参加妙味無し
    • オファリングレシオ観点ではポジティブ
    • ロックアップ観点ではポジティブ
    • 初値を1,750円と仮定するとPERは14.4倍に。利益成長が著しいものの、トップライン35億程度で成長は8%程度であることを考慮に入れると高くも安くも無いという感触です。
この記事の結論
  • 日本ナレッジはシステム開発及びテスト支援の事業を行う
  • プライマリー目線では想定価格の+33.6%程度と予想されている
  • セカンダリー目線では参戦しないほうが無難

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初値

※後日記載

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