メイホーホールディングスの分析

IPO

2021年6月に上場予定のメイホーホールディングス(7369)に関して、プライマリー(初値売り)とセカンダリー(初値買い)投資すべきかを検証する記事になります。

ただし、プライマリーについては様々なサイトで予測されておりますので、他サイトの予想をそのまま抜粋するにとどめ、メインはセカンダリーに妙味があるかに言及します。

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この記事の結論
  • メイホーホールディングスは建設関連事業がメインのビジネス
  • プライマリー目線では想定価格の+70%程度と予想されている
  • セカンダリー目線では不参加が無難と考えられる

どーも!タカナビです。

メイホーホールディングスは建設関連事業がメインのビジネスになります。
IPOのテーマとしては弱いですが、M&Aを交えて一応成長しているといったところでしょうか。

出典:SBI証券



目論見書から募集内容をふまえて考察したいと思います。

この記事はこんな方にオススメです。
  • メイホーホールディングスへのプライマリー投資を検討されている方
  • メイホーホールディングスへのセカンダリー投資を検討されている方
  • IPOに関わる銘柄分析を参考にされたい方

※投資判断は自己責任でお願いします。

事業内容

メイホーホールディングスは主に以下の事業で大別されます。

  • 建設関連サービス事業
  • 人材関連サービス事業
  • 建設事業
  • 介護事業

建設事業から派生して人材や介護等の事業にM&Aを通じて手を出しているという理解をしています。

出典:目論見書

業績

事業内容の次は財務状況です。(6月期決算)

項目(単位:千円)201920202021(予想)※
売上高5,233,7554,568,856
売上成長率111.56%87.30%
売上原価3,331,4003,800,0723,194,178
売上原価率71.01%72.61%69.91%
売上総利益1,360,0891,433,6831,374,678
売上総利益率28.99%27.39%30.09%
販売費及び一般管理費1,127,4371,147,5091,090,594
販売費及び一般管理費率24.03%21.93%23.87%
営業損益232,652286,174284,084
営業損益率4.96%5.47%6.22%
出典:目論見書から作成

※2021年は半期実績を2倍した数字で算出

2021年6月期の業績予想は出ておりませんが、恐らく進捗率からみると売上高は減収となりそうです

需給

IPOで株式がどの程度発行されるのか(新規発行株式)
IPOでは元々発行している株式がどの程度売り出されるか?(売出株式)

といった情報をおさえることが非常に重要です。
なぜなら、たくさんの株式が公募・売出されると、IPOで株式を割当てられた人達による売り圧力が存在することになるためです。

市場に出回る株式が多ければ多いほど上場後の初値は下がることになります。
逆に言うとセカンダリーを狙う人にとってはこういった銘柄を狙うことになります。

募集要項

募集要項は以下の通りです。

項目データ
想定価格1,670円
公募価格2,080円
公募株数300,000
売出株数104,000
公開株数(合計)404,000
オーバーアロットメント60,600
上場時発行済み株数1,500,000
想定価格ベースの時価総額25億円
オファリング・レシオ(OA除く)26.93%
出展:目論見書から作成
  • オファリング・レシオが26.93%超えは標準的な割合かと思います。
  • ただし、発行済み株式数が少ないので初値はそこそこ高騰すると予想されます。
  • プライマリー目線はポジティブ、セカンダリー目線はネガティブです。

株主構成

募集要項は上場直後の売り圧力を表しますが、株主構成では上場後一定期間たったあとの売り圧力を計るために重要な情報となります。

ストックオプション分の株式を除くと株主構成は以下になります。
(スプレッドシートの画像にさせていただきます。)

  • 全ての株主に180日間のロックアップがかかっています。
  • そのため、プライマリー目線・セカンダリー目線ともにポジティブです

終わりに

メイホーホールディングスのプライマリーとセカンダリーの戦略をどうするべきか?をまとめていきます。

  • プライマリー:
    • オファリングレシオが標準的で発行済株式数が少ないことからポジティブ
    • ロックアップはしっかりかかっているのでポジティブ
    • 参考:やさしいIPOというサイトでは想定価格に対して、約70%増の値が付くと予想されているようです。
  • セカンダリー:
    • プライマリーの価格が高騰しそうなためネガティブ
    • ロックアップはしっかりかかっているのでポジティブ
    • 想定価格での時価総額は25億円でPERは14倍程度と予想され、初値が高騰する場合は見送りが無難かと思います。

ということで、最後にまとめておきます。

この記事の結論
  • メイホーホールディングスは建設関連事業がメインのビジネス
  • プライマリー目線では想定価格の70%増程度と予想されている
  • セカンダリー目線では不参加が無難と考えられる

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初値

初値は4,630円で公募価格比+2,550円(+122.6%)でした。
引けは3,930円でした。

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