【SBI主幹事IPO分析】エフ・コード(9211)は業績が良く初値が1.7倍になる可能性も

IPO

2021年12月に上場予定のエフ・コード(9211)に関して、プライマリー(初値売り)とセカンダリー(初値買い)投資すべきかを検証する記事になります。

ただし、プライマリーについては様々なサイトで予測されておりますので、他サイトの予想をそのまま抜粋するにとどめ、メインはセカンダリーに妙味があるかに言及します。

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この記事の結論
  • エフ・コードは主にマーケティング支援ツールを提供している
  • プライマリー目線では想定価格の+73.1%程度と予想されている
  • セカンダリー目線では参戦しないほうが無難

どーも!タカナビです。

エフ・コードのIPOについて、目論見書から募集内容をふまえて考察したいと思います。

エフ・コードはSBI証券が主幹事のIPOとなるため、SBI証券から申し込みを行うと当選確率がぐっと上がります!
IPOチャレンジポイントの獲得もできますので是非申し込みをしてみてください!!

この記事はこんな方にオススメです。
  • エフ・コードへのプライマリー投資を検討されている方
  • エフ・コードへのセカンダリー投資を検討されている方
  • IPOの銘柄分析を参考にされたい方

※投資判断は自己責任でお願いします。

事業内容

デジタルマーケに必要なユーザーデータを提供し顧客分析を行う「デジタル顧客獲得支援サービス」とリード獲得後にアクション(商品の購入や予約)までに結びつけるSaaS製品”CODE Marketing Cloud”を提供する「デジタル顧客育成支援サービス」の二つが主なサービスです。

出展:目論見書


継続/単発売上の内訳を記載しているのですが、デジタル顧客獲得支援サービスは全て継続にしており、デジタル顧客獲得支援サービスは単発もあるという感じなのでしょうか・・・?
各サービスの売上比は大体半々というところ。

出展:目論見書

業績

事業内容の次は財務状況です。(3月期決算)

項目(単位:千円)2019 2020 2021※
売上高458,986531,528636,961
売上成長率115.80%119.84%
売上原価176,662221,587231,765
売上原価率38.49%41.69%36.39%
売上総利益282,324309,941405,196
売上総利益率61.51%58.31%63.61%
販売費及び一般管理費342,646278,339220,593
販売費及び一般管理費率74.65%52.37% 34.63%
営業損益-60,32231,602184,603
営業損益率-13.14%5.95%28.98%
出典:目論見書より作成

※2022年は3Q実績を4/3倍した数字で算出
2020年に黒字化しており、今期も黒字は達成しそうですね。
売上高も+19.8%と見込むことができ、加速を感じさせます。

需給

IPOで株式がどの程度発行されるのか(新規発行株式)
IPOでは元々発行している株式がどの程度売り出されるか?(売出株式)

といった情報をおさえることが非常に重要です。
なぜなら、たくさんの株式が公募・売出されると、IPOで株式を割当てられた人達による売り圧力が存在することになるためです。

市場に出回る株式が多ければ多いほど上場後の初値は下がることになります。
逆に言うとセカンダリーを狙う人にとってはこういった銘柄を狙うことになります。

募集要項

募集要項は以下の通りです。

項目データ
想定価格1,820円
公募価格未定
公募株数100,000
売出株数59,700
公開株数(合計)159,700
オーバーアロットメント23,900
上場時発行済み株数2,049,100
想定価格ベースの時価総額37.3億円
オファリング・レシオ(OA込)8.96%
出展:目論見書から作成
  • オファリングレシオ9%は低い水準で需給は非常にタイトです。
  • プライマリーはポジティブ。セカンダリーはネガティブです。

株主構成

募集要項は上場直後の売り圧力を表しますが、株主構成では上場後一定期間たったあとの売り圧力を計るために重要な情報となります。

ストックオプション分の株式を除くと株主構成は以下になります。
(スプレッドシートの画像にさせていただきます。)

  • ロックアップは約10%程度の株主にかかっていない状況
  • プライマリー目線・セカンダリー目線ともにニュートラルです

終わりに

エフ・コードループのプライマリーとセカンダリーの戦略をどうするべきか?をまとめていきます。

  • プライマリー:
    • オファリングレシオ観点ではポジティブ
    • ロックアップ観点ではニュートラル
    • 参考:やさしいIPOというサイトでは想定価格に対して、約+73.1%の値が付くと予想されているようです。
  • セカンダリー:
    • 初値は1.7倍もの予想が出ているのでネガティブ
    • ロックアップ観点ではニュートラル
    • 業績はまあまあという感じですが、もし初値が1.7倍になればPERは35倍程度に。この規模の銘柄としては参戦しにくいと感じました。

ということで、最後にまとめておきます。

この記事の結論
  • エフ・コードは主にマーケティング支援ツールを提供している
  • プライマリー目線では想定価格の+73.1%程度と予想されている
  • セカンダリー目線では参戦しないほうが無難

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初値

※後日記載

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