株式投資をやられている方は確定申告を行うことで控除を受けることができるケースがあります。
この記事では株式の売買で確定申告が必要な方向けに書類作成方法を徹底解説いたします!
どーも!タカナビです。
私事ではございますが、昨年の株取引結果がマイナスとなりました・・・(ショック
今年はプラス収支となれるよう立ち回ろうと思いますが、せっかく利益が出ても税金を取られてしまう・・・といったことが無いように確定申告を行います!
ということで、今回は”株取引”で申告が必要な方向けに申込手順を記載させていただきます。
- 株取引を行っているが確定申告が必要かわかっていない方
- 株取引で確定申告をする必要があるが、手続きが不安という方
今回はそんな確定申告の手続き方法を画像26枚使いながら徹底解説したいと思います。
本記事では株式に関連する情報を入力する部分までのご紹介になります!
医療費控除等の情報を入力し、税務署に送付するまでの流れは以下の記事後半に記載しておりますので合わせてご確認ください!

STEP1 確定申告が必要か調べる
STEP2 必要書類を準備する
STEP3 確定申告書類を作成する
STEP1 確定申告が必要か調べる
まず確定申告が必要か否かですが、本記事は確定申告の手順を主体で説明するための記事なので詳細はご自身で調べていただければと思います。
しかし、概要的なお話はさせていただいたほうが分かりやすいかと思いますので、ざっくり説明させていただきますね。
上場株の売買取引をして利益を得た方は所得税と住民税の納税義務が発生します。
(配当金と売買した際の譲渡益に対して、合わせて約20%の税金がかかります。)
そのため、原則確定申告が必要となりますが、一般的な主婦の方、サラリーマンの方、学生の方は証券口座を開設する際、”特定口座(源泉あり)”で解説されているかと思います。
ではなぜそんな方が確定申告をする機会があるのかというと、「1年間の株式売買で損失を確定してしまった方」に対し、翌年から3年間、利益がでた場合、損失分と相殺して課税金額を計算する(損益通算)ことができるのです!
細かくは下記キーワードで条件があるので調べてみることをお勧めします!
- 非上場株式の売買があるか。
- 所得税のみ課税されます。
- 開設口座が一般、特定口座(源泉徴収なし)である。
- 必ず確定申告必要です。
- 本業の年収が2000万以下かつ、株取引等の利益が20万以下。
- 確定申告不要です。
- 配当金に対する課税
- 一定条件で還付されます。
STEP2 必要書類を準備する
以下の書類とメモをご用意ください。
平成31年(2019年)4月1日以後に確定申告書等を提出する場合、「特定口座年間取引報告書」等の添付書類の提出が不要となりました。
全般
- 源泉徴収票
- 本人確認書類
株
- 年間取引報告書 ※複数口座持つ場合はすべて
STEP3 確定申告書類を作成する
にアクセスしてスタートです!
- STEP2-1事前入力
今回は新規に作成することを想定した手順になりますので、「作成開始」をクリックしてください。
こちらの画面で税務署への提出方法を選択します。
今回は印刷して提出する形式でのご紹介になります。図の赤枠の▲をクリック(①)すると、”所得税”、”決算書・収支内訳書”、”消費税”、”贈与税”が選択できますが、今回はご自身の所得に対する控除等の申請になりますので、所得税をクリック(②)してください。
今回は株式の売買含めた所得の申告向けの解説になりますので、図の通り、赤い作成開始ボタンをクリックしてください。
- 申告の種類
- 株式取引のみのサラリーマンの方であればチェック不要です。
- 不動産投資や個人事業を営んでおり、青色申告されている方はチェックをいれましょう。
- 申告の種類
- STEP2-2源泉徴収票の入力
ここからは、ご自身の給料(源泉)にかかわる項目を埋めていきます!
所属されている企業で年末調整を行っていることを想定しております。
お手元に源泉徴収票を用意していれば見本にしたがって入力するのみです!図の通り、「給与」ボタンをクリックすると入力画面が出るので、さらに「入力する」をクリックしてください。
- 支払金額
- いわゆる額面の給料を入力します。
- いわゆる額面の給料を入力します。
- 源泉徴収税額
- 年末調整後に確定した納税額です。
- 年末調整後に確定した納税額です。
- (源泉)控除対象配偶者の有無等・・・
- 控除対象の配偶者の有無を選択します。
- 控除対象の配偶者の有無を選択します。
- 控除対象不要親族の数の記載
- 配偶者の人数を入力します。
- 配偶者の人数を入力します。
- 16歳未満扶養親族の数の記載
- 配偶者のうち16歳未満親族の数を入力します。
- 配偶者のうち16歳未満親族の数を入力します。
- 社会保険料等の金額
- 社会保険料等の入力をします。
- 社会保険料等の入力をします。
- ⑦~⑨の項目
- 生命保険に関する入力を行います。
- 介護医療保険料の金額
- 介護医療保険に関する入力を行います。
- 介護医療保険に関する入力を行います。
- ⑪⑫の項目
- 個人年金に関する入力を行います。
- 地震保険料の控除額の記載
- 地震保険に関する入力を行います。
- 地震保険に関する入力を行います。
- 住宅借入金等特別控除の額の記載
- 住宅ローン控除を受けられる方が入力を行います。
- 住宅ローン控除を受けられる方が入力を行います。
これで入力完了です!
入力した内容が簡易な形式で表示されますので、間違いなければ「次へ進む」をクリックします。
ここで入力に誤りがあればエラーメッセージが出ますので、落ち着いて確認をしてください! - 支払金額
- STEP2-3各種控除項目の入力(参考まで)
場合によっては所得控除に関する入力を行う方もいらっしゃるかと思います。
例えば、以下のような控除です。
・医療費控除
・寄附金控除(ふるさと納税)下にスクロールすると画像のように入力するためのリンクがありますので、必要に応じて、入力を行ってください!
参考までに以下の記事で医療費控除とふるさと納税をする際の必要な入力作業は手順を公開していますので合わせてご確認ください! - STEP2-4上場株式等の譲渡所得等の入力
ここから本記事のテーマである株取引関連の入力STEPになります!
以下の条件の方は手順通りに入力いただければ無事登録できるかと思います!少し補足もいれてるので条件でない方も参考にしてくださいね。条件- 特定口座(源泉徴収あり)で取引をされている。
- 信用取引をされている。
- 配当を受け取っている。
「上場株式等の譲渡所得等」をクリックしてください。
- 配当所得の課税方法の選択
- 基本的には「申告分離課税」を選択することになると思います。
- 配当控除を検討されている方は総合課税を選んだり・・・とありますが、一般的にはあまり使われないですかね。
「「特定口座年間取引報告書」の内容を入力する」をクリックしてください。
「書面で交付された特定口座年間取引報告書の入力」をクリックすると1.口座情報の入力が出てきますので、必要情報を入力していきます。
図中に「年間取引報告書」というラベルが貼ってありますが、そちらは年間取引報告書を見ていただきながら入力していただきたいという意味です!- 源泉徴収の選択、感情の種類
- 年間取引報告書通り入力してください。
- その下のチェックボックス
- 配当金をもらっていれば二つともチェックをいれてください。
- 配当金をもらっていれば二つともチェックをいれてください。
- 譲渡の対価の額
- ①の部分を年間取引報告書から転記してください。
- 取得費及び譲渡に要した費用の額等
- ②の部分を年間取引報告書から転記してください。
- 源泉徴収税額
- ③の部分を年間取引報告書から転記してください。
- 株式等譲渡所得割額
- ④の部分を年間取引報告書から転記してください。
- ④の部分を年間取引報告書から転記してください。
上記項目も図の通り年間取引報告書から転記してください。
証券会社の情報を登録します。
5.の部分は入力不要です。「入力終了(次へ)」をクリックしてください。
平成30年分の申告で上場株式等に係る譲渡損失の金額を繰り越した方の部分は、前年に譲渡損失の確定申告をした方は「はい」、していない方は「いいえ」を選択してください。
「入力終了(次へ)」をクリックします。入力内容に誤りが無いかを確認し、「確認終了(次へ)」をクリックします。
下にスクロールし、「確認終了(次へ)」をクリックします。
これで株関連の入力は終了です!
終わりに
いかがっだでしょうか?
2020年の申告から年間取引報告書の提出も不要となったため、何かと準備も楽になってきました。
株取引の利益を効率よく受けるためにもぜひとも申込をマスターしていくださいね!
(というか普通にプラス収支になりますように。。。)
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