世帯内の医療費(あるいは薬代)が高くなり、控除を受けられる条件に達した方を対象に、めんどくさい・手間がかかる・難しそうと思われがちな、確定申告の申込方法を徹底解説いたします!
合わせてふるさと納税をした場合の確定申告方法もご紹介してます。
どーも!タカナビです。
みなさんは確定申告は行っていますか?
社会人なり立てのころは、年末調整で終わるケースが多かったですが、歳を重ねるごとに、投資や保険、持家を所持することで確定申告をされる機会も増えるのではないでしょうか?
さて、今回は”医療費控除”と”ふるさと納税”で確定申告が必要な方向けに申込手順をお伝えしたいと思います。
- 確定申告をしたことが無い方
- 世帯で年間医療費が10万円を超えた方
- ワンストップ制度でふるさと納税をされていない方
※セルフメディケーション制度を取られる方も必見です
今回はそんな確定申告の手続き方法を画像42枚使いながら徹底解説したいと思います。
自分が実践したことがあるのが、確定申告書類を作成して印刷し税務署に送付するやり方ですので、今回はその方法のご紹介になります。
STEP1 必要書類を準備する
STEP2 確定申告書類を作成する
STEP3 書類を税務署に提出する
STEP1 必要書類を準備する
医療費控除とふるさと納税に関する確定申告を行う際、以下の書類とメモをご用意ください。
特にふるさと納税の書類は税務署への提出が必要となりますので確認してくださいね!
全般
- 源泉徴収票
- 本人確認書類
医療費控除
- 病院で発行される”診療費領収書”
- 治療に要した薬代の”領収書”
- 通院時に必要となった公共交通機関の移動費メモ
ふるさと納税
- ふるさと納税した際に、地方自治体から受領する”寄付金受領証明書”
STEP2 確定申告書類を作成する
にアクセスしてスタートです!
- STEP2-1事前入力
今回は新規に作成することを想定した手順になりますので、「作成開始」をクリックしてください。
確定申告書類作成手順(作成開始) こちらの画面で税務署への提出方法を選択します。
今回は印刷して提出する形式でのご紹介になります。図の赤枠の▲をクリック(①)すると、”所得税”、”決算書・収支内訳書”、”消費税”、”贈与税”が選択できますが、今回はご自身の所得に対する控除等の申請になりますので、所得税をクリック(②)してください。
今回は会社の給与所得のみの方を前提とした解説になりますので、図の通り、青い作成開始ボタンをクリックしてください。
ご自身の生年月日を入力してください。
勤務先は1社の方のほうが多いと思いますので、1か所のみを選択しています。
また、年末調整はされている方のほうが多いかと思いますので、例では調整済みとしています。適用控除を選択する画面です。
簡単に各項目の概要を記載しておきます。- 医療費控除
- 医療費が高額になった際に受けれる控除【今回の対象】
- 寄附金控除
- ふるさと納税やその他母校への寄附を行った際の控除【今回の対象】
- 雑損控除
- 自然災害で資産を損なわれたときの控除
- 上記以外の控除の追加
- 代表的なところでいうと保険の控除等
- 住宅借入金等特別控除
- 住宅ローン控除等
- その他項目
- 各項目に応じてその他控除があるようですね(ここは自分もあまり知らない)
- 医療費控除
- STEP2-2源泉徴収票の入力
ここからは、ご自身の給料(源泉)にかかわる項目を埋めていきます!
お手元に源泉徴収票を用意していれば見本にしたがって入力するのみです!図の通り、「入力する」をクリックしてください。
- 支払金額
- いわゆる額面の給料を入力します。
- いわゆる額面の給料を入力します。
- 給与所得控除額後の金額
- 入力不要です。
- 入力不要です。
- 所得控除の額の合計額
- サラリーマンのいわゆる経費(控除額)を差し引いた金額ですね。こちらが税計算の対象です。
- サラリーマンのいわゆる経費(控除額)を差し引いた金額ですね。こちらが税計算の対象です。
- 源泉徴収税額
- 年末調整後に確定した納税額です。
- 年末調整後に確定した納税額です。
- 住宅借入金等特別控除の額の記載
- 年末調整時に住宅ローンの手続きをされている方はこちらの項目も埋めます。
- 年末調整時に住宅ローンの手続きをされている方はこちらの項目も埋めます。
入力が多岐に渡りますが、給料に関する入力はこちらで完了です!
前ステップで入力した内容が簡易な形式で表示されますので、間違いなければ「次へ進む」をクリックします。
ここで入力に誤りがあればエラーメッセージが出ますので、落ち着いて確認をしてください! - 支払金額
- STEP2-3医療費控除の入力
ここからは所得控除の内容に関する入力を行っていきます。
まずは医療費控除から着手してみましょう!図の通り医療費控除の項目で「入力する」をクリックします。
医療費控除は世帯内で10万円を超えた場合に適用することができますが、その金額まで満たない可能性もあります。
そこでセルフメディケーション税制という制度が誕生し、同制度で対象の薬を1.2万円こえた場合は控除対象となるため是非使ってみてください。
この解説では医療費控除で説明していきますね。
「医療費控除を適用する」をクリックしてください。こちらの選択は任意ですが、”一番上の医療費の領収書から入力して、明細書を作成する”が一番シンプルでよいかと思います。
「入力する」をクリックします。
ポイントとしては1医療機関に何度も通院したケースは、ひとまとめで記入してください。
処方された薬を手に入れた薬局や、別の医療機関については別で入力します。- 医療を受けた方の氏名
- ご自身(ご家族)の名前を入力してください。
- ご自身(ご家族)の名前を入力してください。
- 病院・薬局などの支払先の名称
- 病院名等を入力してください。
- 病院名等を入力してください。
- 医療費の区分
- 選択項目を確認の上、選択してください。
- 選択項目を確認の上、選択してください。
- 支払った医療費の額
- 該当の医療機関で支払った1年間の合算金額を領収書に基づいて入力してください。
- 該当の医療機関で支払った1年間の合算金額を領収書に基づいて入力してください。
- Aのうち生命保険や社会保険などで補填される金額
- 保険適用された金額を入力してください。
- 保険適用された金額を入力してください。
今回は1件のみ入力することとしますので、終わりましたら「入力内容の確認」をクリックしてください。
入力内容に不備が無いか確認の上、「次へ進む」をクリックしてください。
医療費控除を受ける条件は医療費が10万円超えたら・・・と冒頭で申し上げましたが、所得が少ない方は10万を満たなくても控除を受けられる可能性がありますので、ぜひ確認してみてください!
- 医療を受けた方の氏名
- STEP2-4ふるさと納税の控除の入力
医療費控除の入力が終わったので、続いてふるさと納税の入力に移ります!
ふるさと納税の項目で「入力する」をクリックしてください。
「入力する」をクリックしてください。
寄附がふるさと納税のみであればすべてまとめて一つの項目として入力することが可能です!
例えばA市に3万円、B市に2万円寄附した場合、それぞれの項目を作成するのではなく、寄付先の情報に”ほか”と添えることで合算することができます。
複数都市からふるさと納税を行った方はぜひ試してください!入力内容に不備が無いか確認の上、「次へ進む」をクリックしてください。
- STEP2-5入力内容の確認
医療費控除・ふるさと納税に関する控除項目を入力したため、「入力終了(次へ)」をクリックします。
「入力終了(次へ)」をクリックします。
「入力終了(次へ)」をクリックします。
ここでご自身の今年還付される金額が表示されます!
還付されるとわかると嬉しいですね!
「次へ」をクリックします。住民税に関する差し引き方法等の情報を選択します。
「入力終了(次へ)」をクリックします。いよいよ終盤です。
還付金の受け取り方を選択します。
自分は銀行振り込みがいいので一番上を選択しています。入力内容に関する補足は特にありません!
最後に.data形式のファイル取得をしておいたほうが良いと思います!マイナンバーを入力します。
大変お疲れさまでした!
帳票を印刷したら本STEPは終わりです!
STEP3 税務署に提出する
書類が準備できましたら税務署に提出を行います。
書類作成したあとの案内をみるとわかるのですが、以下の対応を行います。
- 記入保管、押印
- 印刷すると申告書第一表と第二表が出力されますので、第一表に押印をしましょう。
- 印刷すると申告書第一表と第二表が出力されますので、第一表に押印をしましょう。
- 添付書類の提出準備
- 本人確認書類として通知カードと免許証(例)の準備、ふるさと納税の寄付金受領証明書の準備
- 本人確認書類として通知カードと免許証(例)の準備、ふるさと納税の寄付金受領証明書の準備
- 書類の提出
- 提出する税務署を確認し、郵送を行います。
- 提出する税務署を確認し、郵送を行います。

終わりに
いかがっだでしょうか?
確認しながらですと手間がかかりますが、慣れると30分程度ですべて完了しますので、ぜひトライして還付金を受け取ってください!
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