【1ヶ月で20%目標】新高値投資で投資成績を飛躍させる

株式投資手法
この記事の結論
  • 期待リターン1ヶ月で20%の投資手法として「新高値投資」がある
  • この手法は多くの投資家が実践しており再現性が高い
  • 上場来で最も高い株価をつけた銘柄を買うことでさらなる上昇分の利益を狙う

どーも!タカナビです。

本記事では株式投資による投資パフォーマンスを向上させるために、1つの手法として新高値投資というものを紹介させていただきます。

期待リターンとしては1ヶ月で20%としております。
過去30年の日経平均の平均騰落率(各年の”1/1の日経平均” ÷ “12/31の日経平均”)が2%程度ということを考えるととてもポテンシャルの高い運用といえるかと思います。

当然、絶対儲かる投資というものは存在しないので、失敗するケースもありますが、再現性が高く(誰でも実施できて、特殊環境下でないと実行不可といった制約も特段無い)、確度の高い投資手法と自分は考えておりますので、是非お伝えできればなと思っております。

※最終的な投資判断は自己責任でお願いします。

この記事はこんな方にオススメです。
  • NISAやiDeCo等で資産形成をしており、さらに余剰資金のある方
  • 株式投資をしていて、投資パフォーマンスを上げたいという方
  • 株式投資のためにあまり時間を割くことのできない兼業トレーダーの方

大前提としてNISAやiDeCoによる積立投資をしていない方は、まずそちらを最優先で行ってください

この記事を見てくださっている方は、すでに投資でパフォーマンスを存分に発揮されている方ではなく、試行錯誤をされている段階かと思います。

そういった方はまずは”資産形成”として長期的な資金は別で取っておく必要があると考えております。自分自身も積立NISAと確定拠出年金での運用をアメリカの指数であるS&P500に連動する商品で行っています。

それでも余るような資金がある場合は、ぜひ実践してみていただければと思います!

本ブログでは新高値投資という手法の理論だけでなく、実践するための型にすることでどなたでも実践するレベルにすることが目的となっております

知るべきことが多いのですが、できるだけわかりやすくお伝えするよう努力しますので、ぜひチャレンジをしてもらえればと思います!

特に日中帯はお仕事や家事等で株式市場が空いている間は時間を割くことができない兼業トレーダー方でも少し時間を割くだけで良いパフォーマンスが出ると信じております。

みなさんの投資成績が少しでも向上できることを祈って…

新高値投資とは

さっそく新高値投資とは何かというお話ですが、一言で言うと「上場来で最も高い株価をつけた銘柄を買う」です。

このやり方で1ヶ月で20%のリターンを得ることを目標としています。

自分はこれまで、できるだけ割安(と思っていた)な銘柄を購入してじっと株価が上がるのを待つ…ことをしていたのですが、そのまま割安で放置されている・むしろずるずると下がっていく、、といったことがよくありました。

新高値投資は真逆にあるような考え方で、その銘柄で最も高い値段がついたときに買いにいくということですので、「割高で掴んでしまうのではないか?」と不安に思うのが大半ではないかと思います。

しかし、実はこの高値をつけた銘柄というのは、どのタイミングで買っても”含み損を抱えた人がいない状態=みんなが損をしていない状況”、”これまでの株価を超えて新たな評価を得たピカピカの銘柄”と解釈することができるのです!

事実、米国株式投資で有名な広瀬さんも以下の記事で言及されています。

マーケット|SBI証券
マーケットでは日本をはじめとする世界の株...

この手法は自分が勝手に編み出した手法ではなく、機関投資家や多くのトレーダーが使っているもので、特にウィリアム・オニールという方が提唱しているものです。

参考として以下の記事をご紹介します。端的にまとまっているかなと思います。

オニール編① 急成長株を捉える「CAN-SLIM法」
人気連載「もしも伝説の投資家が日本株を買ったら」。今回は、急成長大化け株を狙う独自の投資法「CAN-SLIM」を生み出した、アメリカを代表する投資家ウィリアム・オニール。1000銘柄以上の大化け株を研究して開発された投資手法を徹底解説します!


個人的な理解として、新高値を取る銘柄は”企業の業績や景気動向が好調である“とも言い換えることができると言えます。業績が好調だから、その銘柄を高値でも買いたいという株主がどっと現れる・・・そういう瞬間を狙っていくということです。

しかし、残念ながらデイトレーダーによって1日といった短期で高値をつけたもののその後は買われない銘柄であったり、新高値で売り圧力が強く高値を更新したものの、その後株価が下落するようなパターンも多く存在します。

そのため、まずは具体的に新高値投資で投資する銘柄がどのようなものかをお伝えします。

新高値投資における投資対象銘柄は?

新高値投資は文字通り、新高値をとった銘柄に対して投資をすることになりますが、本手法を用いる場合、いくつかその他条件を付けています。

投資対象銘柄の条件
  • 上場来で最も高い株価をつけた銘柄(=新高値を取った銘柄)
  • 株式市場全体が悪くない状況(市況が悪くない)時期
  • 決算の良い銘柄
  • 新高値を取るまでの期間が6ヶ月以内の銘柄
  • 新高値を取った日の直近5日以内で高い日と低い日の出来高変化率が3倍以上の銘柄
  • 時価総額が2,000億円以下の銘柄

これらの条件を満たした銘柄を新高値で購入すると、その銘柄の株価は上昇しやすいと考えられています。

では、それぞれの条件について解説をします。

上場来で最も高い株価をつけた銘柄(=新高値を取った銘柄)

何度も記載しているためくどいですが、1つ目の条件は新高値を取った銘柄です。

この条件は補足をすると、よく”年初来高値”をとった銘柄をスクリーニングできるサイトがありますが、それではありません!

あくまで上場してから初めての高値になるので、”年初来高値”の高値をとったとしても、3年前につけた高値を更新していなかったらそれは新高値を取った銘柄ではありません。

例:新高値を取っていない銘柄

新高値を取っていない銘柄の例としてガンホー(3765)を挙げます。
この銘柄は10/23に”年初来高値”を更新したので、一見、新高値を取った銘柄のように見えます。
以下が日足の約6ヶ月間のチャートです。

出典:Kabutanガンホー(3765)のチャートより

しかし、この10/23時点の株価である2,429円は上場来の高値ではありません。
以下が週足の約3年間のチャートです。

出典:Kabutanガンホー(3765)のチャートより

2018年の3/29に4,320円をつけているので、2,429円は新高値ではないですね。

このように”新高値”と”年初来高値”を間違えないように注意してください。

例:新高値を取った銘柄

参考までに新高値を取った銘柄の例として、ミンカブ(4436)のチャートを載せます。

出典:Kabutanミンカブ(4436)のチャートより

この場合、2020/10/16の3,410円で高値をつけ、また少し下がっていますね。
新高値投資で言うと、2020/8/7につけた2,335円を2020/10/2で抜いており、このタイミングで買っていきましょうという話をしております。

2020/10/16の3,410円をまた2,3ヶ月後に抜いてきたら改めて買い場となります。

株式市場全体が悪くない状況(市況が悪くない)時期

2つ目の条件が、市況が良いことです。

これはかなり抽象的な表現で、正直私も都度都度判断せざるを得ない条件だなと思っておりますが、例えばリーマンショックやコロナショックのような経済全体にインパクトのあるニュースが飛び込んでくるときを指しています。

ただ、この条件は自然と市況が良くないと(市況が良くなくともその銘柄にとっては追い風となっている何かが起きている)新高値を取る銘柄は出現しないかなと思うので、頭の隅に留めてもらえればよいかと思います。

決算の良い銘柄

次に”決算の良い銘柄”という条件があります。これは確実に抑えておきたい条件です。

株式取引を始めて間もない方はこの良い決算が何か…という点が非常に難しいです。

さて、良い決算とは以下の条件を満たすものとしています。

  • “以前発表された会社予想”と”今回発表された会社予想”を比較して”売上高“と”営業利益“が同等以上であること
  • “以前発表されたコンセンサス予想”と”今回発表された会社予想”を比較して”売上高“と”営業利益“が同等以上であること
  • 期末決算のみ、”今回発表された来期予想の決算”と”コンセンサス予想”を比較して”売上高“と”営業利益“が同等以上であること

ここでは上記の記載に留めますが、以下の記事にて詳しく載せていますので是非参照してください。

新高値を取るまでの期間が6ヶ月以内の銘柄

次に新高値を取るタイミングが一定期間置いた後のほうが良いという条件です。

理由としては以下が挙げられます。

  • 新高値を取るタイミングが長すぎる(1年程度):1年以上も含み損を抱えていた人が一定数存在するため、その人たちによる売り圧力が強いと思われる
  • 新高値を取るタイミングが短すぎる(数日):短期目線で売買するトレーダーのよる売り圧力が強いと思われる
出典:Kabutanミンカブ(4436)のチャートより

ミンカブ(4436)の例ですと青線の期間は含み損を約2ヶ月抱えていたわけですが、その程度の期間であれば慌てずにガッチリホールドするトレーダーが多いという解説になります。

この条件は意見の分かれる部分なのでベター条件として理解いただければと思います。

新高値を取った日の直近5日以内で高い日と低い日の出来高変化率が3倍程度の銘柄

次の条件が出来高に関する条件です。

「出来高」とは売買が成立した株数のこと

今後の相場の動きを掴むのに重要な指標のひとつ

出来高は東証1部の銘柄が多い傾向にある

出来高がいきなり増えることがある(例、好業績、会社の不正、思惑、仕手株など)

https://minkabu.jp/beginner/lesson/13.htm

1日の出来高が増えた銘柄は何かしらの理由で買いたい人と売りたい人が普段よりたくさん現れたことを意味します。

出来高が増えながら、株価が上昇した銘柄はそれだけ株価が高くなっても買いたいと思った人がたくさんいたと捉えているのです。

冒頭に述べましたが、新高値を取った銘柄はその銘柄に取って新たな評価が与えられた特別な状況です。

そのため、出来高が大きく増えたり、決算が良かったり、そういった要因で結果的に新高値を取ることとなるためこれらがサインの1つとしてなり得るのです。

“新高値を取った日の直近5日以内で高い日と低い日の出来高変化率が3倍程度”はあくまで目安でありますが、前段の期間より重要なファクターかなと個人的には考えています。

またまた、ミンカブ(4436)を例にしますが、図をみれば一目瞭然で出来高が何倍にも増えていることがわかりますね。

実は新高値を抜く前の1日前も非常に出来高が高かったので、ここもサインになるなと思います。

時価総額が2,000億円以下の銘柄

最後に時価総額の観点です。

「時価総額」とは会社の企業価値を表したもの
会社の成長性や市場の期待値が分かる

https://minkabu.jp/beginner/lesson/15.html

時価総額は数式でいうと、「発行株式数 × 株価」なので、時価総額があがるということは株価があがるか、発行株式数が増えるかのどちらかになります。

トヨタのようないわゆる大企業は時価総額が25兆円に登るのですが、こうした売上高が高く安定性のある企業は時価総額が高い傾向にあります。

ただし、そういった大企業は大幅な業績の成長は難しい(売上高が30%伸びる等)ので、株価の変動がかなり鈍いです。(その代わりリスクも少ないです。)

新高値投資ではこうした株価の上下が少ない(ボラティリティの少ない)銘柄ではなく、1ヶ月で20%上昇を目指すようなボラティリティの高い銘柄を狙うことになります。
そのため、リスクが伴うので、売買ルールを厳格に守ってトレードすることをおすすめします!

【重要】新高値投資の型

これまでのお話をふまえ、具体的にどのように調査して購入し、売却していけば良いかを型化したものが以下の記事になります。

新高値投資の買いタイミング

新高値投資の売りタイミング

新高値投資の実践方法

このやり方を完全にトレースしていただくことで、読者の方のパフォーマンスが向上すると強く信じております!

もちろん自分もこの型で実践をしているので、一緒に実践していきパフォーマンスをあげていきましょう!!

終わりに

株式はファンダメンタル(財務分析)やテクニカル(トレンド分析)等、理解することが多岐に渡るのですが、兼業トレーダーの方はそうはいってもなかなか時間が割けないものかと思います。

また、理論を知ったところで実践ができなければ、結局みなさんの投資パフォーマンスは上がらないと思っています。

本ブログを通して理論をお伝えしつつ、特に型(実践方法)を理解してもらい、実際に投資を実践していただくことを目的としておりますので、是非とも一緒に実行していきましょう!

それでは改めてこの記事のまとめを以下の通り記載します。
ご覧いただきありがとうございました!

この記事の結論
  • 期待リターン1ヶ月で20%の投資手法として「新高値投資」がある
  • この手法は多くの投資家が実践しており再現性が高い
  • 上場来で最も高い株価をつけた銘柄を買うことでさらなる上昇分の利益を狙う

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